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「足の裏がいたい」「踵(かかと)がいたい」ときの原因は?

監修:聖路加国際病院 整形外科 副医長 天羽健太郎先生

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の全面解除を受けて、全国の学校で授業が開始されていますが、急なお子様の運動で「足の裏が痛い」という患者様や「踵(かかと)が痛い」という一般の患者様が増えているとのことです。

また、一般の方でも以下のようなご経験はないでしょうか?

  • 長時間の立ち仕事や歩行により、踵が痛む
  • 階段を昇る際や、つま先立ちなどで痛みがひどくなる
  • 朝、起床して最初の 1 歩目に痛みを感じるが、歩くうちに徐々に軽減し、夕方になって歩行量が増えるに従い、再び痛みが強くなる
  • ランニング開始時は痛みを強く感じますが、運動を続けるうちに徐々に軽快し、長時間になると再び痛みが強くなるなど

このような症状は「足底腱膜炎」や「アキレス腱付着部症」と呼ばれる疾患の初期かもしれません。

足底腱膜炎とは?

足底筋膜は、足の裏(足底)にある膜で足のアーチを保つ重要な組織です。

立って足に体重がかかると足底腱膜に負荷がかかります。

長時間の立ち仕事・歩行・体重増加・スポーツによって、足底腱膜(踵の骨に付着する部分)に過大な負荷が集中して、痛むようになると考えられています。

歩行は可能な場合が多いのですが、放っておくと難治となることがあります。

アキレス腱付着部症とは?

アキレス腱は下腿三頭筋から続く、人体でもっと大きい腱です。

アキレス腱が踵の骨に付着する部分が痛くなり、ランニングやジャンプ動作の繰り返しによるストレス、使いすぎが原因となることが多いようです。

足底腱膜炎と同様、放っておくと慢性化して難治性となることもあります。

治療方法

治療の上で重要なのは、まずしっかり診断をつけることです。診断がついた上で、このような症状を治療するには保存的療法(理学療法、薬物療法)と手術療法があります。

理学療法の中には、足底挿板(靴の中敷き)を装着、ストレッチなどがあります。

天羽健太郎先生からのメッセージ

足底腱膜炎やアキレス腱付着部症は一旦発症すると改善に時間がかかることも多く、厄介な病気です。しかしながら、日頃のご自身のケアによって、症状を軽くでき、また、その再発を防げます。

症状が強い場合にはまずは医療機関への受診を勧めます。程度が軽い場合の治療や痛みが改善し再発を予防する場合などには、かかとの部分の安定と衝撃を吸収するこのヒールカップをうまく使用することをお勧めします。

痛みのないかかとで充実した生活を送りましょう。

監修
聖路加国際病院 整形外科 副医長 天羽健太郎先生

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